テスト一日目終了。
土曜日、羽依と勉強会した甲斐あった。
超余裕だったし、結果が楽しみ。
ちょっと浮かれモードで羽依のこと迎えに行こうとしただけなのにさ。
「ひよくーんっ」
……出たな。
俺の宿敵。
“ひよくん”って呼び名は、半ば無理やり。
何故か急に気にいられて、急に付きまとわれてる。
俺を“ひよ”ってあだ名で呼んでいいの、羽依だけなんだけど。
…勘弁してね、マジで。
しかもクラス違うからコイツとの絡みはいつも廊下。
いつどこで羽依に見られてるか分かんねーのに、それだけが気になって会話に集中できない。
「テストどうだった?」
周りの男どもがチラチラ見てくるし。
そんなに羨ましいならいくらでもくれてやるよ? 俺、興味無いし、ぶっちゃけ。



