【完】子犬なんかじゃないから、いただきます。





「後輩のくせに生意気なんだよ」


「そうですか。先輩は年上のくせに脳みそサル以下ですね」


「っ……はぁ!?」





喧嘩売りまくってない?
大丈夫? とにかく、ヒヨが心配だよ…。



だけど、あたしの不安も裏腹に。
先輩は苦い顔をして立ち去って行った。




これ以上言い返しても無駄だと思ったのかな。
…よかった。



喧嘩に発展しなくて。





「…羽依、大丈夫?」


「あ、うん…」


「なんかされた?」


「されてないよ」




される前にヒヨが助けてくれたから。
そういっても、ヒヨは「本当に?」って疑ってる。



大丈夫だってば。
それよりも、あたしはね。



さっきの”俺のもん”発言のほうが気になってるんだよ。