【完】子犬なんかじゃないから、いただきます。





出た。
お得意の上目遣い。
もう限界。




俺と会えなくなったら、寂しいの?
…そんなの、俺の方が何十倍も。




羽依と会えないなら、高校なんて行く意味ない。





『羽依ってどこの高校行くの?』


『気になる?』


『うん』





すべてを見透かすような目。
…大好きだった。



いや、今でも大好きだ。




もう一度窓の外に視線を移して。





『第一は琴浦』


『近いね』


『うん。近さで選んだ。あと制服かわいいし』




琴浦の制服は可愛いって有名。
流石の俺でも知ってた。



あれを着てる羽依…うん、想像するだけで可愛い。