【完】子犬なんかじゃないから、いただきます。







翌日、学校に行くと、うざったいくらい教師から驚かれた。



同級生だって、『あの天崎葵だ…』と、化け物でも見るかのように見てくる。



…うざ。
やっぱり来るんじゃなかったかも。



単細胞な俺は、それだけでそんな風に後悔してしまう。



そもそも俺が学校に来たのは、羽依に会うためなのに。




どいつもこいつも、俺が睨むと黙って目をそらす。
やけに気持ち悪かった。




そして、教室。
入ると、探さなくても一番に目を飛び込んできた羽依の姿。




それだけで、一気にテンションが上がる。
うん、やっぱり単細胞。




羽依だけは他のやつと違って、俺の姿を視界に入れるとぱっと明るく笑った。