【完】子犬なんかじゃないから、いただきます。






俺は不思議で仕方なかった。
最初は、強がってるんだとおもった。



だって、俺の知ってる”女”って生き物は、俺を前にすると必ず怯えて。




『な、なんでもするから命だけは……っ』




って、大げさな命乞い。
あほらし…って。



女なんて嫌いだった。





だけど…しばらくして、分かった。
コイツ、本気で俺のこと怖がってない…って。






『お前……俺のこと、怖くないの』





興味本位で聞いた。
そしたら、目の前の小動物は小さく首を傾げて。




『こわい? なんで?』





呆気にとられた。
全く、嘘をついてるようには見えなかった。