歩くこと数分。
途中で何度も、「重くない?」とか「自分で歩くよ」って言ってみたけど。
最終的に、「もう静かにしてて」って断ち切られてしまった。
…ヒヨのバカ。
「ここまでくると意外と人少ないな」
「…うん」
やっとおろしてもらえた。
はー……収まれ、心臓のドキドキ。
ヒヨと隣同士に座って、空を見上げる。
「あっ」
そういえば、お母さんにハンディファン持たせてもらってたの忘れてた。
不意に思い出してカバンから取り出す。
電源をつけて、最大風力。
んー…涼しい。
なんか変な汗かいちゃったし。
主にヒヨのせいで!



