「遅くなりすぎると変な輩が出てくるからな、彼女守りたいんだったら早めに帰るんだぞ」
「はい、ありがとうございます」
って、平然とクレープを受け取るヒヨ。
まって……なんで否定しないの?
屋台から離れて、クレープにかじりつく。
…あたしたち、はたから見たらカップルに見えるんだ。
あぁ、どうしよう…。
また変な汗が吹き出てる。
帰ったらすぐシャワー浴びなきゃ…。
今だけはね。
心臓、耳についてると思う。
だってドキドキ、うるさいもん。
音量MAXだもん。
「そろそろ花火見れるとこまで移動するか」
「うん」
大丈夫。
あたしも平常心。
ヒヨにだけは流されない。



