「はい、これ」
「…ありがと」
冷やしパインを手渡された。
ヒヨは…優しい。
誰にでも優しくするのかな。
そういえば、クラスでのヒヨのこと…なんにも知らない。
今度、育吹にこっそり様子聞いてみようかな。
案外、あたしのいないところでは女の子に囲まれて楽しそうにしてたりして…。
原田さんのことは迷惑だ、なんて言ってたけど、別に可愛い女の子に興味が無いとは…言ってないよね?
「クレープどれがいい?」
「……いちご」
手に熱が集まる。
ヒヨだけ余裕そうで、なんか…ムカつく。
「これまた初々しいカップルが来たもんだ」
ばっ…て顔を上げた。
クレープ屋のおじさん。
優しい微笑み向けてるけど、カップルって…言った?



