私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「まぁ仕方ないですよね」

「でも今日また会えて凄い嬉しいです!!」

「ありがとう
 俺も成長したお前ら見れて嬉しいよ」

「先生!
 聞いてくださいよ!」

そして今まであったことを聞いた

高校で何をしていたとか………今の生活……中学校での思い出………彼氏や彼女の話も聞いたりした

「そういえば下山先生はどうして岩本と?」

「確かに………香音ちゃん今まで来なかったのに………まさか!?」

「違うよ
 橋村にたまたま会って誘われただけ
 岩本とたまたま来るタイミングが一緒になっただけだ」

「たまたま……ねぇ?」

「下山先生、中学の頃香音のこと好きだったでしょ?」

「そんな訳ないだろ
 岩本は生徒で俺は教師だぞ?」

「恋愛に生徒も教師も関係ないと思いますけどー?」

「うるせぇ
 俺のことはいいだろ」

「あ、誤魔化した!」

「あー、飲み物取ってこよー!」

そしてその輪の中から逃げた


ふぅ…………どうにか逃げれた………

香音が望まない限り俺は言えないし………


そして香音の姿を探した



アイツ………何で囲まれてんだよ………

俺が最後に見た時にはまだ橋村や内山、松井がいたのに………


てか手に持ってるのって………


仕方ない……行くか……