「不安なら、これらの条項をまとめた契約書を作るよ」
「いや、あの、なんでそこまで」
「好きな子と生涯一緒にいられるなら、大抵のことは頑張れるでしょ」
けろっとした顔で言ってのける成輔に私はうーんと唸ってしまった。
「私みたいな女を好きってあたりが一番信用できない」
「自己評価低いなー」
「容姿、性格。私を選ぶ利点がない。私が男なら私は選ばない」
「利点で相手は選ばないんだよ。あ、葵ちゃんは利点で選んでくれていいよ。俺は最適でしょ」
成輔はははっと軽く笑った。
「いつか俺の片想いの歴史を語ってあげるね。一晩かけて」
「長い長い」
「そんなわけで利点しかない男ですよ。葵ちゃんの生活を保障するから、お嫁においで」
余裕たっぷりの成輔がなんだか憎らしく思えてきた。
そこから私の会社までは今までと変わらない世間話で終わった。もう迎えには来なくていいと言い含めて、私は車を降りたのだった。
「いや、あの、なんでそこまで」
「好きな子と生涯一緒にいられるなら、大抵のことは頑張れるでしょ」
けろっとした顔で言ってのける成輔に私はうーんと唸ってしまった。
「私みたいな女を好きってあたりが一番信用できない」
「自己評価低いなー」
「容姿、性格。私を選ぶ利点がない。私が男なら私は選ばない」
「利点で相手は選ばないんだよ。あ、葵ちゃんは利点で選んでくれていいよ。俺は最適でしょ」
成輔はははっと軽く笑った。
「いつか俺の片想いの歴史を語ってあげるね。一晩かけて」
「長い長い」
「そんなわけで利点しかない男ですよ。葵ちゃんの生活を保障するから、お嫁においで」
余裕たっぷりの成輔がなんだか憎らしく思えてきた。
そこから私の会社までは今までと変わらない世間話で終わった。もう迎えには来なくていいと言い含めて、私は車を降りたのだった。



