熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~

「お腹と腰が痛い感じで。これが陣痛かわからないんだ」
「10分間隔で病院に連絡って資料に書いてあったよね」

成輔がテーブルに放置された両親学級の資料冊子を手に取る。

「時間図っても、感覚がまちまちなんだ。極端に短かったり、長かったり。このまま痛みが治まることも多いんだって」
「そうか。でも、一応いつでも病院にいけるように仕度をしておくね。何か食べられそう?」
「冷蔵庫にあったスポーツドリンクなら飲みたいかも」
「OK」

ストローをさしてもらったスポーツドリンクをごくごくと飲む。喉も乾いていたみたいだ。しかし、お腹の張る感覚であまりたくさんは飲めなかった。

「おにぎり作ろうか? 葵、好きだろう」
「うーん、今は食べられないかも」

そうだ。昼間の鞄に母子手帳を入れっぱなしだった。入院バッグに移しておこう。
そう思ってソファから立ち上がったときだ。
温い感触が内ももにあった。水が流れる感覚だ。