「お姉ちゃんと成輔さんが発破をかけてくれたんでしょう」
「たいしたことしてないよ。本当は百合になにしてくれとんじゃいって怒鳴り込もうかと思ったんだけど成輔に止められた」
「成輔さんナイス判断」
その成輔は百合を他の男にやると岩千先生を揺さぶったんですけどね、とは言わない。
「ともかく、おめでとう。本当によかった。私は何があってもふたりを応援するから」
「お姉ちゃん、ありがとう」
百合の笑顔はまだやつれていたけれど、幸せそうに輝いていた。よかった、百合が幸せならそれが一番いい。
百合に無理をさせたくないので、ほどなく病院をあとにした。
自宅に帰り着き、ソファでひと息。なんだかホッとしたせいか、身体が重い。お腹も腰も重い。
……というか、腰が痛い気がする。
少しじっとしていればおさまるだろうか。
私はソファにもたれ、天井を仰ぎ、お腹をさする。お腹はきゅうっと硬い。腰の鈍痛が徐々に強くなっていくのを感じる。
もしかしてこれが陣痛の始まりなのだろうか。
「たいしたことしてないよ。本当は百合になにしてくれとんじゃいって怒鳴り込もうかと思ったんだけど成輔に止められた」
「成輔さんナイス判断」
その成輔は百合を他の男にやると岩千先生を揺さぶったんですけどね、とは言わない。
「ともかく、おめでとう。本当によかった。私は何があってもふたりを応援するから」
「お姉ちゃん、ありがとう」
百合の笑顔はまだやつれていたけれど、幸せそうに輝いていた。よかった、百合が幸せならそれが一番いい。
百合に無理をさせたくないので、ほどなく病院をあとにした。
自宅に帰り着き、ソファでひと息。なんだかホッとしたせいか、身体が重い。お腹も腰も重い。
……というか、腰が痛い気がする。
少しじっとしていればおさまるだろうか。
私はソファにもたれ、天井を仰ぎ、お腹をさする。お腹はきゅうっと硬い。腰の鈍痛が徐々に強くなっていくのを感じる。
もしかしてこれが陣痛の始まりなのだろうか。



