昼頃に病院に到着すると百合は起きていた。まだ点滴は外れていないし、出された昼食の重湯もろくに手はついていないけれど、顔色がだいぶ回復しているのがわかる。
「お姉ちゃん、ご心配おかけしました」
上半身を起こした姿勢でぺこりと頭を下げる。私は腕組みをして百合を見下ろす。
「もう二度と自棄を起こして雨に打たれるようなことはやめて」
「ごめんなさい……」
「百合に何かあったらと思ったら生きた心地がしなかった」
しゅんとしている百合の頭を撫で、パイプ椅子に座った。
「とにかく身体を治して。……岩千先生とは話せた?」
「うん。お姉ちゃんと成輔さんが連れてきてくれたんだってね。ありがとう」
「……それで?」
聞いていいものかと思ったけれど、はっきりさせておきたくもあった。百合はふふっと笑う。
「結婚を前提にお付き合いを申し込まれました」
「おお!」
「岩水先生を説得する、駄目なら破門されても私と一緒になりたいって言ってくれた」
おそらくまだまだふたりが越えなければならない山はある。だけど、大前提としてふたりの気持ちが通じたのはよかったのではないだろうか。
「お姉ちゃん、ご心配おかけしました」
上半身を起こした姿勢でぺこりと頭を下げる。私は腕組みをして百合を見下ろす。
「もう二度と自棄を起こして雨に打たれるようなことはやめて」
「ごめんなさい……」
「百合に何かあったらと思ったら生きた心地がしなかった」
しゅんとしている百合の頭を撫で、パイプ椅子に座った。
「とにかく身体を治して。……岩千先生とは話せた?」
「うん。お姉ちゃんと成輔さんが連れてきてくれたんだってね。ありがとう」
「……それで?」
聞いていいものかと思ったけれど、はっきりさせておきたくもあった。百合はふふっと笑う。
「結婚を前提にお付き合いを申し込まれました」
「おお!」
「岩水先生を説得する、駄目なら破門されても私と一緒になりたいって言ってくれた」
おそらくまだまだふたりが越えなければならない山はある。だけど、大前提としてふたりの気持ちが通じたのはよかったのではないだろうか。



