ゆなと、ここなは四条通りへと繰り出した。四条通りから新京極通りへ入った。
 新京極通りにはアジアやアフリカの雑貨店があった。
 「ねえ、かわいくない」
 と、ここな。
 ここなは、アジアの雑貨店の前で立ち止まった。
 「うん」と、ゆな。
 ここなは、店内に入った。
 ゆなは続いた。
 ここなは店内を物色した。ゆなは続いた。
 ここなは、ブレスレットに目をとめた。それは小さい貝殻を連ねたかわいいブレスレットだった。
 ここなはゆなを見た。
 「ねえ、これ、かわいくない?」
 「うん、かわいい」
 ゆなはかわいいと思った。
 「ねえ、これおそろいで買わない?」
 と、ここな。
 「うん」
 ここなは、ブレスレットを二つとった。
 「はい」
 といってここなはブレスレットの一つをゆなに渡した。そのとき、ゆなの手に触れた。
 ゆなと、ここなはレジへ行った。レジには外国人女性がいた。ここなは、ブレスレットを渡した。店員が受け取った。
 「500円になります」
 ここなは、財布を出して、500円玉を出した。店員は受け取った。店員がチョーカーを包んだ。店員がブレスレットを包んだものをここなに渡した。
 「ありがとう」
 と、ここな。
 ゆながレジの前に出た。チョーカーを渡した。
 「500円になります」
 と、店員。
 ゆなは財布から500円玉を出した。店員がブレスレットを包んだ。ゆなはブレスレットを包んだものを受け取った。
 二人は店を後にした。
 「ねえ、どっかで座って、これ、あけようよ」
 と、ここな。
 「うん」
 と、ゆな。
 ここなとゆなは四条通りを歩いた。そうしてベンチをみつけ、座った。
 ここなは包みをほどいて、ブレスレットを出した。ゆなも出した。
 「かわいいよねえ」
 と、ここな。
 「うん」
 「つけてみよう」
 と、ここな。
 「うん」