伊藤瑞希は、セーラー服が似合う高校生。
スタイルが良く、かわいく、性格も良いし、愛想もいい。そして、頭良い。
正直、悪いところがないと言ってもいい。
瑞希を憧れる子たちが多かった。


当の本人は、そんなことも知らず、同級生の今井光輝のことが、好きだったので、周りからどう思われても気にしていなかった。

光輝とは、中学の部活が一緒のテニス部で仲が良かった。
テニスも強く、一緒にいると楽しかった。

成績もよく似ていたので、同じ高校に行くことができた。


高一の春に、告白したら、
「ごめん。彼女居るんだ」と断られた。


彼には、もう彼女がいた。
ショックだったけど、いつかチャンスは来ると信じていた。
でも、光輝は、彼女を取っ替え引っ替えしていた。
私とは、違うタイプの子たちばかり。

光輝は、中学までは、坊主で、スポーツ重視、男といる方が楽しいって感じだったけど、高校になったら、おしゃれに目覚めたみたいで、髪もセットして、女の子に囲まれていることが多かった。

光輝はモテるから、取り巻きまで、できていた。

中学の時と違って、テニスをすることもなかったし、どんどんチャラくなっていた。


ある日、教室で、光輝と友達が、話をしているのを聞いた。

「なぁ。光輝。瑞希ちゃんと付き合わないの?可愛いし、性格いいし、スタイルいいし、」

「瑞希か。」

「瑞希ちゃんって光輝のこと好きだよな。」

「そうだな。俺を好きっていう目で見てくるし、告白されたけど、その時彼女がいたから断った。ショックな顔してたな。」

「なんであんな可愛い子、ダメなん?」

「一言で言えば、俺のタイプじゃない。
胸が大きい方がいい。セクシーな方が好きだから。。
あいつは真面目だから、外れたことしないだろ?
高校生なんだから、遊びたいし、付き合っても、やらせてくれなさそう。めんどうだ。縛られたくない。重いのは嫌だ。」

聞いてしまった。

そんなに真面目かな、、、

やらせないか。重いかな?


流石にもう諦めようと思った。
私を見てくれない人に恋をするのに疲れたし、以前の光輝ではない。
中学の時は、テニスに打ち込んでたのに、変わってしまったんだろうな。

重いって言われるなんて思わなかった。

私が好きだった光輝はもういないのね。

ショックを受けたけど、
バレないように引き返し、家に帰った。

光輝から重いとか、真面目と言う言葉がでてきたことが辛かった。

私の恋を終わりにしようと思った。