あたしはその場にうずくまりそうになるのをなんとか耐えて、2人を見た。
「まさか……2人って……」
「「俺たちは【ツインズ】だ」」

2人の声は綺麗にハモり、あたしはぶっ!と鼻血を吹き出した。
朦朧とする意識の中、【ツインズ】の2人が慌ててティッシュを持ってくる姿がほんの少しだけ見えたのだった。