仕方ない、1度外へ出て一試合目が終わるのを待とう。
【ツインズ】が休憩している時なら少しは観客も減るかもしれない。
そう思い背中を向けた時だった。
トントンと、軽く肩をたたかれてあたしは振り向いた。
そこには見覚えのない体操着姿の男子生徒が立っていて、あたしは目をパチクリさせる。
「君【ツインズ】の付き人だよね?」
「そ、そうだけど……?」
「やっぱり、学校中で噂になっているからすぐにわかったよ。こっち来て」
彼はそう言うと、あたしの手を引いて試合中のコート横へと移動した。
そこにはパイプ椅子がいくつか並んでいて、待機中のメンバーが座っている。
「ここに座って見てればいいよ」
「あ、ありがとう……」
あたしは素直に彼に従い、椅子に腰を下ろした。



