翌日、朝からあたしは戦闘態勢に入っていた。
「おかわり!!」
「あら、今日はよく食べるのね」

大もりご飯をあっという間に平らげてお代わりをするあたしに、お母さんはあきれ顔。
「だって、今日は戦う日だもん!」
フンッ!と、鼻息を荒くして言う。

「あらあら、まるでハンターみたいね」
「いいぞ、その調子でお金持ちの息子をゲットしてこい、カヤ!」
お母さんの言葉に盛り上がるお父さん。

そんな2人をしり目にあたしはご飯を2杯平らげて、カバンを掴んだ。
よし、いざ戦場へ!
「行ってきます!」
「「「いってらっしゃーい!!!」」」

家族に日本国旗を振られながら家を出ると、仲間の丸本ジィジがさっそくお出迎えだ。
「おはようございます、カヤ様」
「おはようジィジ。今日の戦は険しくなるわよ」