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「はぁーっ、もしかして俺、無許可でつぐむちゃんにえろいことしすぎ……?」
「え……」
「あっ」
座ったまま振り向いた千鶴くんは、わたしに気付くなり顔を真っ青にさせた。
ベッドの脇でズボンが放り出されていて、千鶴くんの周りにはティッシュが散乱している。
彼が何をしていたかなんて……わたしでもわかってしまう。
大好きな恋人の……情事に遭遇してしまった。
「つぐむちゃん……、あ、待って、えっとね、」
「……服……」
「あっ、そうだよね、まずはズボンを……っ」
布団で隠しながら着替えを始めた。
わたしは見ないように目を逸らしつつも、意識せずにはいられない。
千鶴くんも無理矢理追い出すことをしないから、足が動かなくなったわたしはその場に立ち尽くすことしかできなかった。



