母さんが開けておいてくれたのだろうと勝手に理解した私は、入り口から入り診察室へと向かった。
ガチャッ。
ゆっくりと扉を開き私の職場となる診察室へ。
事前に母さんが掃除をしてくれていたらしく床もピカピカで、カーテンもあけられている。
「おはようございまーす」
誰もいなととわかっていてもつい声が出てしまう。
しかし、
「おはよう」
え、えええ。
なぜか返事が返ってきた。
恐る恐るドアを開けると、目の前には白衣の背中。
お父さん。
一瞬そう口に出しそうになったが違った。
「お帰り、碧」
「何で?」
ゆっくりとこちらを振り返った人物、それは間違いなく素晴だ。
「どうして素晴がいるの?」
呆然と立ち尽くした後、私はやっと言葉にした。
「僕もここで働こうと思ってね」
「そんな・・・」
ガチャッ。
ゆっくりと扉を開き私の職場となる診察室へ。
事前に母さんが掃除をしてくれていたらしく床もピカピカで、カーテンもあけられている。
「おはようございまーす」
誰もいなととわかっていてもつい声が出てしまう。
しかし、
「おはよう」
え、えええ。
なぜか返事が返ってきた。
恐る恐るドアを開けると、目の前には白衣の背中。
お父さん。
一瞬そう口に出しそうになったが違った。
「お帰り、碧」
「何で?」
ゆっくりとこちらを振り返った人物、それは間違いなく素晴だ。
「どうして素晴がいるの?」
呆然と立ち尽くした後、私はやっと言葉にした。
「僕もここで働こうと思ってね」
「そんな・・・」