「あんたはいったい何者だね?」 「失敬な、、、。 わらわは由緒正しき富士の峰の巫女であるぞよ。」
「は? そんなやつはこの辺りには居らんはずだがなあ。」 「何を申すか‼ わらわはこの山で葦草どもの申すことをいちいち聞いているのであるぞ。」
「あんた、面白い女だ。 俺に付いてくるか?」 「汚らわしい。 軽々しく触るでない。」
葵殿は転がり落ちてきたショックでまだまだたいそうに気が立っているご様子。 雪之丞はお茶を差し出しました。
「まあ、これでも飲んで落ち着きなさい。 あんたは面白い人だ。」 葵殿は渡されたペットボトルを持ったまま固まっております。
成田君はそれを見て「これはこうして飲むんですよ。」ッと教えてあげますが、、、。
「さあてそろそろ下りるか。 また山が荒れそうだからな。」 雪之丞が歩き出すと葵殿は俄かに元気になってきて、、、。
「あの鳥は、、、。」とか「あの花は、、、。」とかガイドを始めました。 雪之丞は指差されるたびにシャッターを切っていきます。
あっという間に三つのフィルムが空になってしまいました。 「あんたはほんとに面白いやつだなあ。 どうだ、俺の家に来ないか?」
「ちょちょちょ、先生、、、巫女なんか連れて行ったら周りが大騒ぎになりますよ。」 「いいじゃないか。 騒ぎたいやつには騒がせておけ。」
成田君も吉田君も「また先生の物好きが始まったぞ。」って苦い顔をしてます。 葵殿はなぜか超ご機嫌。
登山口まで下りながらさらに数本のフィルムを空にしてしまいました。 「よく使うなあ。」
いつもいつもフィルムは50本100本とまとめて手元に置いておくのでまあ何とかなったかなって感じ。
車に乗って東京の自宅へいざ出発‼ 葵殿は初めて乗る車に興奮しきり。
窓から頭を出してあっちこっちを眺めております。 「危ないってば。」
吉田君がその頭を引っ込めるのですが、葵殿は風景を眺めるのに夢中な様子。 東名高速に乗っても興味は尽きません。
終いにはドアを開けて降りようとするのですから止めるのも大変。 何とか飴玉で気を逸らしてドアにロックを掛けました。
すると、、、。 「これが開かないではないか‼」と大騒ぎ。
雪之丞はそんなのにはお構いなしで煙草を吹かしております。 葵殿はガラスに顔をくっ付けて外の景色に見入ったまま。
途中のサービスエリアで休憩した後は家まで猛ダッシュ‼ 早く落ち着きたいんですわ。
葵殿は高速を下りても大騒ぎを続けてます。 「あれは何じゃ?」「これは何じゃ?」って。
成田君はそのたびに手を焼いてるようです。 困った末に葵殿を雪之丞に抱っこさせることにしました。
いつもは文句ばかり言っている雪之丞も狭い車の中では従うより有りません。 葵殿を抱っこしてそのまま寝てしまいました。
都心に入ってどれくらい時間が経ったんでしょう? 「先生、着きましたよ。」という成田君の声が聞こえました。
「やっと着いたか。」 葵殿もすっかり疲れてしまったご様子。
「寝かせておくしか無いな。」 そう思った雪之丞は寝室に布団を敷いて十二単を脱がせた葵殿を寝かせました。
成田君たちはどうも寝ている葵殿が気になるご様子。 だってだって裸なんですから。
「先生、あそこまで脱がしちゃっていいんですか?」 「そりゃあお前、富士山で相当に汚してきたんだ。 洗濯もしなきゃいけないじゃないか。」
「だからって素っ裸は、、、。」 「お前たち、見たいだけなんだろう? 見たら首だぞ。」
そこまで言われては仕方が有りません。 成田君たちはドアの隙間からそっと覗くのでした。
「は? そんなやつはこの辺りには居らんはずだがなあ。」 「何を申すか‼ わらわはこの山で葦草どもの申すことをいちいち聞いているのであるぞ。」
「あんた、面白い女だ。 俺に付いてくるか?」 「汚らわしい。 軽々しく触るでない。」
葵殿は転がり落ちてきたショックでまだまだたいそうに気が立っているご様子。 雪之丞はお茶を差し出しました。
「まあ、これでも飲んで落ち着きなさい。 あんたは面白い人だ。」 葵殿は渡されたペットボトルを持ったまま固まっております。
成田君はそれを見て「これはこうして飲むんですよ。」ッと教えてあげますが、、、。
「さあてそろそろ下りるか。 また山が荒れそうだからな。」 雪之丞が歩き出すと葵殿は俄かに元気になってきて、、、。
「あの鳥は、、、。」とか「あの花は、、、。」とかガイドを始めました。 雪之丞は指差されるたびにシャッターを切っていきます。
あっという間に三つのフィルムが空になってしまいました。 「あんたはほんとに面白いやつだなあ。 どうだ、俺の家に来ないか?」
「ちょちょちょ、先生、、、巫女なんか連れて行ったら周りが大騒ぎになりますよ。」 「いいじゃないか。 騒ぎたいやつには騒がせておけ。」
成田君も吉田君も「また先生の物好きが始まったぞ。」って苦い顔をしてます。 葵殿はなぜか超ご機嫌。
登山口まで下りながらさらに数本のフィルムを空にしてしまいました。 「よく使うなあ。」
いつもいつもフィルムは50本100本とまとめて手元に置いておくのでまあ何とかなったかなって感じ。
車に乗って東京の自宅へいざ出発‼ 葵殿は初めて乗る車に興奮しきり。
窓から頭を出してあっちこっちを眺めております。 「危ないってば。」
吉田君がその頭を引っ込めるのですが、葵殿は風景を眺めるのに夢中な様子。 東名高速に乗っても興味は尽きません。
終いにはドアを開けて降りようとするのですから止めるのも大変。 何とか飴玉で気を逸らしてドアにロックを掛けました。
すると、、、。 「これが開かないではないか‼」と大騒ぎ。
雪之丞はそんなのにはお構いなしで煙草を吹かしております。 葵殿はガラスに顔をくっ付けて外の景色に見入ったまま。
途中のサービスエリアで休憩した後は家まで猛ダッシュ‼ 早く落ち着きたいんですわ。
葵殿は高速を下りても大騒ぎを続けてます。 「あれは何じゃ?」「これは何じゃ?」って。
成田君はそのたびに手を焼いてるようです。 困った末に葵殿を雪之丞に抱っこさせることにしました。
いつもは文句ばかり言っている雪之丞も狭い車の中では従うより有りません。 葵殿を抱っこしてそのまま寝てしまいました。
都心に入ってどれくらい時間が経ったんでしょう? 「先生、着きましたよ。」という成田君の声が聞こえました。
「やっと着いたか。」 葵殿もすっかり疲れてしまったご様子。
「寝かせておくしか無いな。」 そう思った雪之丞は寝室に布団を敷いて十二単を脱がせた葵殿を寝かせました。
成田君たちはどうも寝ている葵殿が気になるご様子。 だってだって裸なんですから。
「先生、あそこまで脱がしちゃっていいんですか?」 「そりゃあお前、富士山で相当に汚してきたんだ。 洗濯もしなきゃいけないじゃないか。」
「だからって素っ裸は、、、。」 「お前たち、見たいだけなんだろう? 見たら首だぞ。」
そこまで言われては仕方が有りません。 成田君たちはドアの隙間からそっと覗くのでした。


