入学するまで、存在すらまともに認知していなかった畜産。



私は、このコースで残りの2年間を過ごすことを決めた。








と言っても、すぐには決まらない。


どうしても偏りが出でくるからだ。


何回か話し合いをしても決まらない。








仕方なく、先生方は成績での振り分けを決定した。



こうなると不利なのは成績の悪い人たちで。








まぁ、私にはあまり関係ないことだった。




中学では成績は中くらいを維持していた私だったが、高校では1位2位を争えるほどになっていた。







というのはちょっと誇張で、周りの人々が勉強しないため、ちょっと勉強すれば楽に上位を狙えたのだ。



ちょっとずるい感じもするけれど、そんなことはどうでもいい。
要するに、この戦いを勝ち抜けば、畜産コースに入れるのだから。