開けると、たくさんのシートがあって。
人が多い。
こんなにもいるとは思わなかった。
でも、そりゃあそうだよね。
新しくできたプラネタリウムなんだから、興味を持つ人はいるよね。
「カップルシートは……」
「あ、あそこじゃないですか?」
「確かにあそこだね」
カップルシートは1つだけ空いていた。
危なかったぁ……
「……結構距離近いですね」
いざ座ってみると、とても距離が近かった。
「まぁ、カップルシートだしね」
私は距離が近くてドキドキしてるのに、輝悠先輩は全然平気みたい。
それは何だか悲しいなぁ……
【まもなく始まります。幻想的な世界をお楽しみください】
アナウンスと共にうす暗くなった。



