バイト先に着き、すぐさま店の制服に着替える。
「未珠ちゃんに、久我さん!今日はギリギリでしたね」
すると、バイト先の先輩の小田さんが話しかけてくれた。
小田さんは輝悠先輩と同様によくフォローしてくれるとても優しい人。
「はい、遅れそうだったので、急いできました」
「ふふっ、そうだったの。それにしても、どうして久我さんと?」
「ええっと、それは……」
「あなた達、何サボっているんですか。早くそれぞれの持ち場につきなさい」
「「あ、はい!」」
「すみません」
店長に注意され、私達は慌てて持ち場についた。
「キャー、輝悠さーん!」
「かっこいいー!」
輝悠先輩は相変わらず人気だった。
店内には黄色い悲鳴が響いている。
「ねぇねぇ、輝悠さん!バイトが終わったら、一緒にお茶でもしませんか?」
正直、誘われているのを見るのは彼女としていい気がしない。



