でも、どうやらその縁談に輝悠先輩は乗り気ではないみたいだから、気にしなくてもいいよね……?
「っていうか、未珠ちゃんの前でそういう話はやめてほしいんだけど……」
「悪かったな、輝悠。それより、龍島組の話に戻そう。龍島組は伊崎組を見捨てた。だが、久我組に狙いをつけた可能性がある」
「それは何故?」
「久我組の構成員の1人が襲われたからだ。そいつに命の別状はない。重症であることは間違いないがな。今のところ被害は1人だが、これからどうなっていくかは分からん。お前達も十分注意しろ。龍島組に次の動きがあったら、教えよう」
「分かった。父さんも用心してよ」
「ふん、誰に物を言っとる。お前は自分の心配をしろ」
「はいはい。分かってるよ、父さん」



