呼び止めようとしたけど、すでに遅し……
走っていってしまった……
「気を遣わせちゃったかな。とりあえず、未珠ちゃん。ついてきてほしい」
「え、えっと、はい」
反射的に頷いてしまった。
すると、昨日のように手を握られる。
そのまま歩き出したため、私も歩き始めた。
女の子達からの視線を浴びながら。
「あ、の、久我先輩、どこに……」
「着いたら分かるよ」
結局分からなかった。
本当にどこに行くつもりなんだろう……?
「……ごめんね、巻き込んでしまって。でも、もう開き直ることにしたんだ」
巻き込んだっていうのは、多分昨日のことだよね。
開き直るってどういうことだろう……?
「あの、それって……」
「あ、ここだよ」
私の言葉は久我先輩に遮られてしまった。



