「潤、余計なこと言わないでくれないかな?」
「余計なことって言うけど、事実じゃん!」
「潤?」
久我先輩、笑顔なのに目が笑ってない……
「ちょっと輝悠、その顔怖いんですけど!」
「潤が余計なこと言うからだよ。それに、怖くないでしょ?」
「いや、断然怖いよ!その顔でよくあいつらを怯えさせてるじゃん!」
うん、店員さんの言うとおり怖いと思う。
でも、久我先輩と店員さんって何やかんや言って仲良いんだなぁ……
仲良いからこその態度だよね。
「そんなので怖がってたら、この先やっていけないよ」
「厳しいこと言うなー、輝悠は!」
「実際そうじゃない?」
「いやー、そんなことないでしょ!あん中でも、輝悠は2番目に怖いじゃん?輝悠のそんな顔見たら怖いと思うのが普通だって!」



