『ううん、気にしなくていいよ。バイト始めたばかりの頃のミスはよくあることだし。俺だってオーダーミスしたこと1回だけあるんだよね。今度からはミスしないよう気をつければいいよ』
『はい、分かりました。ありがとうございます』
オーダーミスしたことを思い出しながら言うと、未珠は笑顔になってお礼を言った。
その笑顔に胸がドキッと高鳴る。
未珠のことは気になっていたけど、理由は分からなかった。
でも、ようやく分かった。
俺は未珠に一目惚れしたんだって。
その日から未珠に俺なりのアピールをしていく日々が始まった。
*
思い返した後、小さく笑った。
潤に分かりやすいと言われた俺の好意は未珠はおろか、バイト先で働いているスタッフ達も気づいている様子がなかった。
俺は誰にでも優しくしていたから、そのせいもあったんだろうけど……
「んん……」
その時、未珠は身動ぎをして少ししたら、目を開けた。
「輝悠、先輩……?」
寝起きだから、トロンとした目をしている未珠。
ほんとに可愛い……
何で、こんなに可愛いのかな……
「そうだよ。おはよう、未珠」
幸福感を感じながら、寝ぼけている未珠におはようのキスをした。
fin
これで本当に完結です!
番外編も読んでくださりありがとうございました!



