『俺が垣生!よろしく!』
『よ、よろしくお願いします』
垣生さんが羨ましくなってくるな……
そう思いながら眺めていた。
『これはこうするんだ!』
『えーと……』
垣生さんの説明を聞いていると、これとかあれとか指示詞しか言ってない。
あれじゃ分からないだろうな……
店長、どう考えてもこれは人選ミスですよ。
『ちょっと、これ頼んでたのと違うんだけど』
『も、申し訳ございません!』
未珠はどうやらオーダーミスをしてしまったらしく、女性客に頭を下げて謝っていた。
垣生さんは……
垣生さんの方を見てみると、垣生さんは今対応している客にデレデレとしていた。
垣生さん……
垣生さんには呆れたけど、これはチャンスなのかもしれない。
そう思った俺は未珠のいるテーブルへと向かった。



