「お前は本当に輝悠ではないのだな」
「父さん、何言ってるの?俺は父さんの息子の久我輝悠だよ?」
「輝悠はあんなことは言わん。仲間思いだからな。お前が洗脳を受けているのは理解しているが、やっていいこととやってはいけないことがあろう」
組長さんの目に冷徹な光が浮かんだ。
まっすぐ輝悠先輩を見据える。
こんなの見たくない……
でも、私にはどうすることもできなかった。
「本気でやり合う気なの?」
「ふん、そうするしかあるまい」
「まぁ、そうだよね。今の父さんと俺は敵同士だし」
輝悠先輩と組長さんの闘いが始まり、輝悠先輩よりも組長さんの方が優勢だった。
どうすれば、いいんだろう……?
矛盾ってどうすれば……
「珍しく油断したね、父さん」



