side陽菜 涼さんが一緒に病院に行ってくれて とても助かった── あのままじゃ私はきっと道端で倒れていたと思う 涼さんもここの病院の先生らしくちょうど休憩時間だったらしい そう思うと申し訳なくなる 私が名前を呼ばれるまで待っている間も一緒にいてくれた 涼さんはお昼を食べながらだけど笑 「せっかくの休憩時間を潰してしまいほんとにごめんなさい……、」 「気にしないで、全然平気だから笑」