ドロ甘な愛を稀血に溶かして



俺にバレンタインチョコを届けに来てくれたのは明らかだ。

喜ばなきゃいけないってことも、わかっている。


でも……


白モフキュートなプリンセスファッションで、他の男子にチョコを渡さないで欲しいな。

ライバルが増えちゃうから。



どす黒い嫉妬と独占欲が、俺の心の中で渦を巻き止められない。




美織ちゃんと、友達なんて嫌だ。

幼馴染じゃ物足りない。

独り占めしないと気がすまない。



婚約者なんだし、18歳になったら結婚するんでしょ?

これ以上、何を望むの?


そう突っ込まれそうだけど……



結婚を約束されているとはいえ、それはおじいちゃんたちが決めたこと。

美織ちゃんが俺のことを、恋愛対象として見てくれているかはわからない。



俺のことが好きなのか……

嫌いなのか……

将来結婚することだって、本当はどう思っているのか……