ドロ甘な愛を稀血に溶かして









私は今、両想いの甘さを堪能している。



修学旅行で来ている遊園地。

観覧車の中は、私と環くんの二人だけ。



環くんと隣同士で座って、観覧車から降りるまでに手を繋げたらいいな。

観覧車に乗り込んだ時は、初心なドキドキで胸がざわつく程度だったのに


「俺のことが大好きって言ってくれたあの言葉、信じてもいいんだよね?」


観覧車のドアから外を眺めていた私を、環くんは後ろからギュって抱きしめて


「ほんとカワイイ。もう離したくない。ずっと俺だけの側にいてね」


私の耳に、独占欲強めな甘い声を吹きかけてくるんだもん。


いきなりの極甘摂取に、私の心臓はバクバクの大暴走。



「……私も……離れたくない……環くんのそばから……」


緊張マックスで、カタコトの日本語しか吐き出せなくなっちゃった。