ドロ甘な愛を稀血に溶かして



「そんなことよりも、久遠(くおん)様からのありがたいメッセージ、環はちゃんと受け取ってくれたかな?」


「俺が吸血鬼として生まれてきた意味? それは……美……」


「アハハ。環は素直だなー、ほんとカワイイ奴。俺なんかに話さなくていいよ。話す相手が違うでしょ?」


「なれなれしく、俺の頭を撫でないで」


「み~お~り~ん。ベッドで目を閉じながら、俺たちの会話を聞いてたよね ?」



わっ。

寝たふりしていたこと、牧村さんにバレてたみたい。



「……あっ、はい」



いつのまにか、声が出るようになってる。

目の周辺に力を籠めたら、ゆっくりとまぶたもあけられた。




「えっ?……みおり……ちゃん……?」