ドロ甘な愛を稀血に溶かして



私ね、ずっと環くんの生の笑顔が見たかったんだよ。

小4から急に避けられて、話しかけても睨まれ続けてきた。

他の友達に笑顔を返す姿を見て、羨ましいな、私にも微笑んで欲しいってずっと願ってた。



それなのになんで?

私のために命を捨てるって言いながら、なんで笑っているの?



もう、涙が止まらない。

環くんのから届く優しい愛に、涙腺が崩壊してどうしようもない。



私のためと思うなら、私を庇わないで。

私なんかのために、自分の人生を捨てないで。

お願いだから。



そんなこと言っても、優しい環くんは自分を犠牲にするね。

私が今できることは、これしかない。




「環くん……覚えておいてね……」


「美織ちゃん?」


「私はずっとずっと……環くんのことが大好きだったからね……」