私が見る限り、二人の戦闘能力は互角だ。
環くんなんて、まるで忍者と武士を掛け合わせたよう。
軽やかに跳ね、敵を鋭く睨みつけながら力強く刀を振り下ろしている。
目を疑っちゃう。
環くんって、こんなに強かったんだ。
今私が出て行ったら、足手まといになりそうだよね。
優しいから、私を庇おうとするに決まってる。
その隙を狙われ、環くんが鉄パイプでやられてしまいそう。
今、私にできることって何だろう?
出口に走って、外に逃げた方がいい?
それとも……
やっぱりダメだ!
環くんだけを置いて、私だけ逃げるなんてできない!



