ドロ甘な愛を稀血に溶かして



色白で華奢で美人顔の環くんが、剣を振り回すイメージなんて全然わかない。

お昼寝大好きな、のんびりのほほん系だし。





環くんが痛めつけられる前に、私が盾になって彼を守ろう。

とりあえず私も、武器になりそうなものを探して……



何かないかな?

早く見つけなきゃ。



私が下を向いている間に、環くんと牧村さんが戦い始めてしまった。

金属の刀と木の刀が、何度も何度もぶつかり合っている。



環くんが真上から振り下ろした刀を、牧村さんが半身をきりながらよけて。

牧村さんが地面すれすれに刀を横ぶりしたかと思うと、バク中をしながら環くんが後ろに逃げて。

薄暗いお化け屋敷の中を二人で掛けながら、一撃をくらわせようと刀を振り、よけたかと思うとすぐに攻撃しての繰り返し。