ドロ甘な愛を稀血に溶かして



ということは……



環くんも、私と同じ夢を見ていたってこと?

ギューって抱きしめたり、私に甘いキスを落としたり。

私の環くん大好き脳が都合よく作った、妄想だと思い込んでたよ。



今言わなきゃ。

自分の想い。

伝えそびれて、後悔しないように。



「あのね……環くん……」


「お二人さん、お別れの挨拶は終わったかな? 二度と会えないしなぁって思って、口を挟まずにいてあげたんだよ。俺って優しいでしょ? さぁみおりん、俺のところにおいで。いけにえの儀式を再開させよう」




私を自分の背中の後ろに隠し、かばうように両手を広げている環くん。

地面に手を伸ばし、何かを拾い上げた。