単純に、私の性格が嫌だったのかな?
私以外の人と恋がしたくて、私が邪魔になっちゃったのかな?
環くんも、牧村さんと同じことを思っていたら悲しいな。
吸血鬼たちの未来のため、清住美織の命を、死神にささげるべきだって。
このまま私が帰らぬ人になっても、環くんは悲しんでくれないよね?
両手をあげて「バンザーイ」
飛び跳ねて喜ぶのかも。
満足げに微笑む環くんに、図書委員のレイラちゃんが腕を絡めていて
「これで私たち、誰にも邪魔されずに愛しあえますね」
ゆるふわなポニーテールを揺らすレイラちゃんに
「そんな可愛いすぎること言わないの」
甘々な声を漏らしながら、環くんがレイラちゃんにキス……したりして……
あぁぁぁぁ……
死ぬ直前の走馬灯って、幸せだった過去だけを脳内スクリーンに映し出してくれるかと思ってたのにな。



