こんなに早く命が尽きるなら、ちゃんと伝えておけばよかった。
嫌われていることなんて気にせず、気持ちを言葉にしておけばよかった。
『私は環くんのことが大好きだよ』って。
「牧村さん待って。私を投げないで。お願いだから!」
「俺の宿命なんだ。我が家系が背負っているお役目なんだ。キミのお願いは、聞いてあげられないな」
「牧村さん!」
「死神様、200年以上もお待たせして申し訳ありませんでした。やっと極上の稀血の誘い人を見つけ出しました。どうぞお納めください」
「……ひゃっ」
「じゃぁね、みおりん」
本当に私を投げ込もうとしてる。
「いやぁぁぁぁぁ~!!!!」



