「くっはは…んとに強い女」
先生はしゃがみ込みながら前髪をくしゃくしゃさせる。

一方、保健室を出た私は足速に教室へと向かう。

(信じられない…信じられない…何あの教師…ってか本当に教師なの⁈)

いつも冷静な私だが少しだけ心を取り乱す。