野獣様は運命のお姫様と番いたい。



とはいえ、この学園は国内有数の超名門校。

入試問題は難関大学レベルで、学校で習った知識だけでは到底解くことはできない。

だから、普通の公立中学生がこの学園の入試を受けるとなると、5教科満点どころか、そもそも点数を取ることさえほぼ不可能だ。

本来なら、泣く泣く断念せざるをえないところだけど……。

幸運なことに、今まで読んできた本の知識を組み合わせて解けば、5教科で満点を取れる可能性はあった。


最初は両親に猛反対されたけれど、何度も繰り返し説得した末に、なんとか受験の承諾を得ることに成功。


それから、合格するために猛勉強する日々が始まった。

もちろん、息抜きの読書は欠かさずに。


その結果、私は見事に特待生として合格。

晴れて、ずっと憧れていた学園に入学することができた。


努力が実って大喜びする私。

その一方、絶対に合格しないと思っていた両親は驚きのあまり口をあんぐりさせて――母はお皿を派手に割り、父は気絶してしまった。