青空の下、きみと一緒に。

勢いよく私が顔を上げると、千賀谷くんの透き通るような白い肌が、じんわりと赤く染まっている。


「続きは体育祭が終わった後、屋上で待ち合わせてからでいいですか?」


思い切ったようにまっすぐに告げられて、私の胸いっぱいに熱いものがこみ上げてくる。


「……うん」


心臓が高鳴るのを感じながらこくんとうなずくと、千賀谷くんはぱあっと明るい笑顔になって、ぐんぐんと走るスピードを上げた。


大嫌いだった体育祭。


とはいえ、今も好きじゃないけど、千賀谷くんと一緒なら、少しは楽しく思えるんだ。


ああ、よかった。私、体育祭に参加して本当によかったなあ。