青空の下、きみと一緒に。

「ちが、や、く……」

「今はいっぱい泣いてください。いくらでも受け止める自信があるんで」


自分よりも年下の男子の胸を借りて泣くなんて、先輩なのにとても情けないと思う。


でも、千賀谷くんは、自分の体操服が私の涙でぬれても一言も文句を言わずに、ただ黙って一緒にいてくれた。