大城くんの言われていた場所に行くと大城くんは先に来ていた。
時間より10分は早いけど待たせてしまったかもしれない。
「お待たせしてしまってごめんなさい。」
こんな人がいっぱいいる中で待たせてしまって罪悪感いっぱいで謝罪をするとゆっくりとこっちを向いて
「いー───── 」
私の顔を見るなり固まってしまった。
?
どうしたんだろう。
固まって動かない。
「お、大城くん?」
やっぱり変だったのか。
不安になって名前を呼ぶと
「あー。うんごめん。
紅蘭チャンいつもと違いすぎるから。
…………反則じゃない?可愛すぎんだろ。」
なんかぶつぶつ呟いてる。
やっぱり変だったかな。
依はバッチリって言ってくれたけど。
「変、ですか。」
「いや……似合ってる綺麗。」
え………。
珍しく顔を赤くしてる。
誰にでも言ってるはずなのに。
可愛いとか似合ってるとか。
まあ
「ありがとうございます。行きますよ。」
これ以上気にしていても時間の無駄だと判断して歩き出す。
私達がまず最初に行ったのは、

