真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。

そして訪れた自由時間。


の前に。

「もっと可愛くしてあげるっ！」


依の気合いが入ってるみたいで
お願いすることにした。


少しずつ自分が変わっていくのを鏡で感じる。


普段はポニーテールにして上に上げてる髪を下ろして。真っ直ぐにアイロンをかけてもらう。

さらにメイドの時よりももっと進化したナチャラルメイク。


「よしっ！完成〜！
いつもはポニテでキリッとしたかわいさだけど今日はサラッとした髪を下ろして大人っぽくしてみました〜。大城くんもイチコロ！」

「ありがとう。」


急にこんなに変わって大城くんはどんなふうに思うだろう。
勢いでしてもらったけど文化祭でこんなに張り切る人いないよね。



どうしよう。今更不安になってきた。



「変、ではないよね………？」

依のメイクで普段よりだいぶ変わってるから落ち着かない。

さっきはメイドとして仕事だったから何も思わなかったけど。

「本当はスカートの丈折りたいところだけどこればっかりは校則だしね。
でも、バッチリ！」




ドヤ顔でグッとマークのお墨付きをもらって早速大城くんのもとへ。

少しだけ不安になりながら大城くんの元へ向かった。