紅蘭チャンのお父さんはこのこと知ってる?
さっきお父さんは
「鈴は俺のことを恨んでるだろうね。」
って言ってたけど、
恨んでたら書き置きなんてしてお父さんの分まで作らないんじゃ?
何があったのか分からないけど紅蘭チャンはお父さんを嫌ってはいない。
………と思う。
たくさんのタッパーの中からご飯を取り出して
あっためて卵がゆを作る。
あっという間に作り終え紅蘭チャンの部屋へ。
眠ってると思うけど念のためノックを。
………応答がないことを確認して中に入ると。
ドアの音で起きてしまったらしく
「これ、卵がゆ。
嫌いじゃないー?」
熱で目がとろんとしている紅蘭チャンに話しかけると
「父は。」
「………外に行ったよ。」
紅蘭チャンに気を遣ってね。
紅蘭チャンの瞳が不安定に揺れている。
でも…………
「そう、ですか………。
ていうかすみません。
あんなの見せて。
人の家にきたら家があんな状態でしかも私が倒れて。
ほんとにすみません。
部屋。片付けてきます。」
「ちょっ」
そう言ってベットから降りて立ち上がろうとする紅蘭チャンだったけど、
「危なー。寝てなよ。」
フラッとして支える。
「ごめんなさい。でも大丈夫です。心配ないです。これ以上の迷惑かけれないのでもう大丈夫です。私は1人で。」
「大丈夫じゃないでしょ。」
全然大丈夫じゃないんだよ紅蘭チャン。
「……大丈、夫です。」
手、震えてるのに…………?
こんなにも強がってるのが見え見えの姿が?
ねぇ、大丈夫なわけないでしょ………?
さっきお父さんは
「鈴は俺のことを恨んでるだろうね。」
って言ってたけど、
恨んでたら書き置きなんてしてお父さんの分まで作らないんじゃ?
何があったのか分からないけど紅蘭チャンはお父さんを嫌ってはいない。
………と思う。
たくさんのタッパーの中からご飯を取り出して
あっためて卵がゆを作る。
あっという間に作り終え紅蘭チャンの部屋へ。
眠ってると思うけど念のためノックを。
………応答がないことを確認して中に入ると。
ドアの音で起きてしまったらしく
「これ、卵がゆ。
嫌いじゃないー?」
熱で目がとろんとしている紅蘭チャンに話しかけると
「父は。」
「………外に行ったよ。」
紅蘭チャンに気を遣ってね。
紅蘭チャンの瞳が不安定に揺れている。
でも…………
「そう、ですか………。
ていうかすみません。
あんなの見せて。
人の家にきたら家があんな状態でしかも私が倒れて。
ほんとにすみません。
部屋。片付けてきます。」
「ちょっ」
そう言ってベットから降りて立ち上がろうとする紅蘭チャンだったけど、
「危なー。寝てなよ。」
フラッとして支える。
「ごめんなさい。でも大丈夫です。心配ないです。これ以上の迷惑かけれないのでもう大丈夫です。私は1人で。」
「大丈夫じゃないでしょ。」
全然大丈夫じゃないんだよ紅蘭チャン。
「……大丈、夫です。」
手、震えてるのに…………?
こんなにも強がってるのが見え見えの姿が?
ねぇ、大丈夫なわけないでしょ………?

