真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。

幼い私が家で最後に見たのはお父さんの裸の姿だった。


「おとうさん。」

って言おうとしたけど無理でただ目だけがあった。


目が合うとお父さんは

何かを呟いていた。

そして、私に微笑んだ。


なんて言ったのかわからない。


だけど、お父さんとお母さんと一緒にいたくて。
また3人でお母さんの親子丼を食べたくて。

必死に心の中で思った。



いかないで。

おかあさんもどろうよ。

おとうさんがおかあさんをきずつけたの?

おとうさん。もうすずのおとうさんじゃないの?


いきたくないよ。


おとうさん。はなれないでよ。


おかあさん。いきたくないよ。

いかないで。

いかないで。