ーグラッ………。 一気に目眩が押し寄せてきて、自分の体をうまく支えきれない。 やばいっ。倒れそう。 「す「紅蘭チャン!!」 一瞬、依の焦った顔と、大城くんの声が聞こえて。 大丈夫ですよって笑おうとしたけど、そこでプツリと意識が途絶えた。