真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。

それからはいつも通りの日常で変わったことはなかった。


でも、なんとなく体が重いなぁ………。

って思い始めた時に運悪く体育があって。


「ねぇ、鈴。顔色悪いよ。大丈夫?」

「大丈夫。ちょっと体が重たいだけで具合悪くないから。」


運動場へ移動する時、依から心配されたけどこれぐらいならまだ授業に出れるし頑張るつもりだ。


運動場に着いて、最初の5分間走が始まる。

いつも通り手を抜かずに自分のペースで走っていく。


そして、あと残り2分ぐらいになった時少しずつ頭痛がしてきた。


キツい………。


どんどん痛みと気だるさが強まっていくけど、無視して走る。


ピィーーーー


無我夢中で走っていたら終わりの合図が鳴って、ようやく肩の力が抜ける。


安心して力が抜けたのは全身で。